旬のフルーツ

【今が旬の果物は?】春夏秋冬の季節のフルーツ一覧52選

旬のフルーツ

ハウス栽培をはじめとした生産技術の進歩により、1年を通して果物が手に入るようになりました。果物の種類によっては、夏の食材が冬場になっても販売されていることも…。
季節問わず食べることができるようになっても、旬の味覚は楽しみたいですよね

そこで今回は1月~12月までの「旬の果物」を、生産量をもとに月別の一覧でまとめてみました!有名なフルーツからちょっと珍しい品種まで、バラエティー豊かなフルーツの旬を要チェックです!
この記事を参考に今一番美味しい果物を味わいましょう!

1月が旬の果物

晩生みかん

12月下旬頃から3月頃のみかんシーズンの終盤に出荷される『晩生(おくて)みかん』。基本的に大玉傾向なのが特徴です。早生みかんに比べて皮が厚く硬いため、長期保存に向いているというメリットがあります。収穫後しばらく貯蔵することで酸味と余分な水分が抜け、マイルドな味わいを楽しむことが出来ます。

晩生みかん

ぽんかん

「ぽんかん」はインドが原産とされるミカンの仲間で、近年人気となっている高級柑橘「デコポン」の親品種としても知られています。外皮は硬めに感じますが剥きやすく、ポンカンならではの独特の香りと強い甘味が人気です。産地では12月頃までに収穫されますが、酸を抜いて甘味を出すために1ヵ月程度貯蔵され、1月頃から出荷されるため年始の旬の柑橘として知られています。

ポンカン

たんかん

「南国のみかん」として知る人ぞ知る柑橘『タンカン』。鹿児島県産や沖縄県産のものが有名です。『ポンカン』『ネーブルオレンジ』の自然配合でできたタンゴールの一種と考えられており、酸味が少なく甘味に富んだジューシーさを楽しめます。

タンカン

金柑(きんかん)

皮ごと食べられるので栄養満点な金柑。実は柑橘類ではなく金柑類という独自の分類に属する果物なんです。全国の生産量の約7割を宮崎県が占めており「たまたまエクセレント」などのブランド果物としても知名度を伸ばしています。

金柑

2月が旬の果物

いちご

早いものだと11月下旬頃から店頭に並び始めるイチゴですが、旬の最盛期となるのは2月~4月頃です。イチゴは品種のバリエーションも多く、人気をけん引する有名ブランド「あまおう」をはじめ「紅ほっぺ」「ゆうべに」「とちおとめ」「さがほのか」「恋みのり」などそれぞれ違った美味しさを楽しめます。

イチゴ

伊予柑(いよかん)

1月から2月頃の愛媛県の特産品として知られる伊予柑(いよかん)。なんと全国に流通する伊予柑の約9割が愛媛県で生産されています。柑橘らしい甘酸っぱさとたっぷりの果汁に加え、プリプリとした大粒の果肉は食べ応え満点です。

伊予柑

文旦(ぶんたん)

高知県の土佐文旦や熊本県のパール柑など、近年人気急上昇中の文旦(ぶんたん)。10cmほどの大玉の柑橘で外皮が厚く、少々剥きづらいというデメリットがあるものの、一皮剝けばさっぱりとした酸味と甘味の果肉を楽しめます。

文旦

ネーブルオレンジ

輸入品を含めると1年中楽しめるネーブルオレンジですが、国産は2月~3月が旬の時期です。バレンシアオレンジより濃厚な食味とリッチな味わい。皮はオレンジピールに加工するなど余すことなく味わえます。

ネーブルオレンジ

3月が旬の果物

八朔(はっさく)

和歌山県の特産柑橘『八朔(ハッサク)』。11月末頃から収穫がはじまり、2月~3月頃には出荷のピークを迎えます。そのまま食べるとほんのりとした苦味があることが特徴ですが、マーマレードやシロップ漬けに加工することで苦味を無くすこともできます。

八朔

キウイフルーツ

ニュージーランド産のイメージが強いキウイですが、実は原産地は中国。日本に輸入されるようになったのは1966年頃と、かなり歴史の浅い果物なんです。国産のキウイが収穫されるのは12月~4月頃。追熟を行うため2~3月頃にはお手ごろな価格で購入できるようになります。

キウイフルーツ

デコポン(不知火)

デコポンという名称で知られる熊本県の特産柑橘『不知火(シラヌヒ)』。3月1日がデコポンの日として制定されていることからもわかるように3月頃が最盛期です。不知火の中でも熊本果実連が定める厳しい基準をクリアしたものだけが「デコポン」と名乗ることができます。

デコポン

清見オレンジ

日本の宮川早生という温州ミカンと、トロビタオレンジというオレンジを掛け合わせてできた日本で最初の「タンゴール」です。みかんの良いところとオレンジの良いところを受けついているサラブレッドです。「せとか」「デコポン」などの全国的に大人気のブランド品種を生み出した親品種でもあります。

清見オレンジ

アンコールオレンジ

知る人ぞ知る高級柑橘「アンコールオレンジ」。糖度13度を超える糖度と深みのある味わいが特徴です。「もう一度食べたくなる=アンコール」と名付けられたことからも、品種開発者の自信が伺えます。

アンコールオレンジ

マーコット

オレンジ類とみかん類から生まれたと言われているマーコットオレンジ。国産での生産量が少ないレア柑橘です。海外産の輸入品は9月ごろから手に入りますが、国産のものは3月~4月にかけて旬の時期が訪れます。

マーコット

4月が旬の果物

甘夏みかん

甘夏みかんは2月~6月にかけて旬が訪れる春の果物。甘夏と名前の似ている柑橘に「夏みかん」がありますが、甘夏みかんの方が酸味が少なく食べやすいのが特徴です。他の柑橘類に比べると酸味が強めで甘酸っぱいため、サラダなどのトッピングとしても活躍します。

甘夏みかん

河内晩柑

河内晩柑は、その見た目と味わいから「和製グレープフルーツ」とも称される日本生まれの果物です。地域や販売者によって「夏文旦、美生柑(みしょうかん)、愛南ゴールド、宇和ゴールド、ハーブ柑、天草晩柑、ジューシーフルーツ、灘オレンジ」など様々な名称が使われています。妊娠時のつわりの時期にも食べられるという人も多く、国産の安心感もあり、全国的に知名度を伸ばしています。

河内晩柑

セミノール

セミノールは3月頃から収穫が始まりますが、一定期間貯蔵することで酸味を抜いてから出荷されます。大きめのミカンのようにも見えますが、少し外皮が硬く、色味もみかんに比べて鮮やかです。4月下旬頃には酸味と甘味のバランスがとれた濃厚な果汁を楽しめるようになります。

セミノール

カラマンダリン

ミカンの流通が少なくなった春頃から食べられるカラマンダリン。日本人に馴染みの深い温州ミカンを親に持っており、じょうのう(薄皮)まで丸ごと食べられます。樹上での熟成期間が長いことから濃厚な味わいで、4月以降に食べられるみかんとして、今注目の柑橘類です。

カラマンダリン

5月が旬の果物

熊本すいか

スイカといえば夏のイメージが強いですが、出荷量日本一を誇る熊本県のスイカは3月~6月にかけてが最盛期。豊富に湧き出る熊本の美味しい地下水は、果肉のほとんどが水分であるスイカにぴったり。また不要な水分を吸い過ぎないことで、甘味が濃縮されたスイカになるため、梅雨入り前の4月下旬~5月の熊本スイカが、もっとも美味しく楽しめます。

スイカ

びわ

古くから日本各地で栽培されてきたビワ。育てやすいことからお寺や一般家庭の庭木として育てられているのも頻繁に目にします。実はそのまま食べても美味しいですが、種が大きいため可食部が少ないのが難点です。このようなデメリットを解消するため、近年では種なしビワの栽培も行われています。

びわ

メロン

品種・生産地によってリレー形式で年間楽しめるメロンですが、最も生産量が多くなるのは5月の熊本県産と6月の茨城県産のメロンです。マスクメロンやアールスメロンのような知名度の高いメロンの他、肥後グリーンやイバラキングなど地域ごとのオリジナル品種の開発も盛んなため、時期によって食べ比べも楽しめます。

メロン

グレープフルーツ

アメリカ産のイメージの強いグレープフルーツですが、実は西インド諸島が原産地だといわれています。果肉が黄色い「マーシュ」の他、ピンググレープフルーツと呼ばれる赤い果肉の「ルビー」など同じグレープフルーツでも見た目も味も様々。2月~5月下旬頃までが旬の時期となっています。

グレープフルーツ

ライチ(レイシ)

中国では紀元前から栽培されていた古い歴史を持つ果物ですが「枝を離れるや1日で色が変わり、2日にして香りが失せ、3日後には色も香りも味も尽きる」と伝えられるほど保存が難しい食材でした。日本国内に出回るのは海外産の冷凍品がメインでしたが、輸送技術の発展により、生ライチも手に入るようになってきています。

ライチ

6月が旬の果物

さくらんぼ

パフェに必ずと言っていいほど添えられるなど馴染みの深いさくらんぼですが、国産のものは贈答用としても人気の高級フルーツです。栽培が難しく気候などの条件も限られることから東北や北海道などが主な産地で、6~7月頃に流通量のピークを迎えます。桜の実という意味の「桜ん坊」が名前の由来となっており、日本に咲いている一般的な観賞用の桜ではなく、果樹である実桜からなります。

さくらんぼ

バレンシアオレンジ

世界的に広く生産されているバレンシアオレンジは、スーパーなどに行くとアメリカやオーストラリアなどの外国産がよく見られます。日本では、和歌山県で栽培されています。花が咲いてから400日以上もの間、樹上で完熟させます。柑橘にしては珍しい「夏が旬のオレンジ」です。

バレンシアオレンジ

3月になると春の訪れとともに梅の花が咲き、6月頃に完熟した実を収穫します。青梅は天然の毒素が含まれているので要注意。そのまま食べることは基本的にはできないため梅干しや梅酒などの加工品の材料として使われることが大半です。全国的に知名度が高い梅のトップブランド「南高梅」は和歌山を代表する特産品です。

梅

7月が旬の果物

すいか

夏=スイカのイメージのもとになっているのが、この時期に収穫される関東以北が生産地のもの。一大産地である熊本県産の流通が少なくなる代わりに、関東、東北と徐々に旬が訪れます。ちなみに、スイカは野菜だといわれることが多いですが、明確に「スイカ=野菜」と定めている決まりはなく、農林水産省のサイトではスイカは野菜と紹介されていますが、文部科学省の定める食品成分表では『果物類』として分類されています。

スイカ

杏子(あんず)

日本でも古くから食されてきた杏子(あんず)。最近は英名で「アプリコット」と呼ばれることもあり、ドライフルーツとしても人気が高まっています。ジャムやシロップ漬けの他、杏仁豆腐の原料としても有名です。

あんず

白桃系と黄桃系に分かれています。長野県の「川中島白桃」や和歌山県の「あら川の桃」など、名産地のオリジナル品種が数多くあります。原産国は中国で、日本では弥生時代から食べられていたと言われています。甘くてジューシーな日本の桃は世界でも高く評価されています。

桃

すもも

果実が桃に似ていることや桃に比べて酸味が強いことからその名がついたと言われています。日本では山梨県が生産量1位を誇っており、全体の53%が山梨県のすももです。そのまま食べることもできますが、皮ごとシロップ漬けにしてもおいしく楽しめます。

すもも

マンゴー

沖縄や宮崎で主に生産されている南国フルーツのマンゴー。原産地のインドでは4000年以上前から栽培が始まっており、仏教の経典に名前が載っているほど歴史の深いフルーツ。宮崎県では7月に収穫のピークを迎え、ジューシーで濃厚な甘みと、口の中でとろける食感が味わえます。

マンゴー

ブルーベリー

スーパーでは1年を通してブルーベリーを見かけるようになりましたが、一般的な旬は夏です。ジャムなどの加工品としてのイメージが強いですが、生食でも食べることができます。また、ブルーベリーは品種数が多く、日本にある品種だけでも100種を超えると言われています。5月~6月に薄ピンク色の花を咲かせて、7月~8月に果実を実らせます。

ブルーベリー

ハウスみかん

通常みかんは冬に旬を迎えますが、ハウスミカンは温度を調整し季節をずらして栽培するため、夏に旬を迎えることができます。農家さんの技術と手間をかけてこそできる、努力のたまもののハウスミカンは風などの影響がないため、露地栽培のみかんに比べて見た目がきれいで味にばらつきがありません。

ハウスミカン

ネクタリン

『桃』や『すもも』に似ている『ネクタリン』は7月~9月が旬。食味としては、桃に比べて酸味が強く、爽やかな風味が感じられ、カリカリと歯ごたえのある硬めの食感が特徴です。ほとんど日持ちをしないため、この時期にしか楽しめない「まさに旬の果物」です。

ネクタリン

8月が旬の果物

りんご

一年を通して楽しむことができるリンゴですが、一番美味しく楽しめるのは8月下旬~11月頃まで。生産地や品種によって収穫時期が入れ替わるようにスライドしていきます。人気の高い「ふじりんご」や「王林」は11月中旬頃が旬ですが、「ジョナゴールド」は10月中旬頃、早生種である「つがる」は9月上旬が旬の季節になっています。

りんご

いちじく

断面の珍しさが特徴的なイチジクは、漢字で「無花果」と書き、花を咲かせずに実をつけるように見える事に由来します。濃厚で甘くとろみのある食感が魅力の果物ですが、時期や加工によって味が異なります。熟す前のイチジクは甘みが少なく皮が固いですが、完熟したイチジクはバナナのような芳醇な香りと甘みが味わえます。

いちじく

ぶどう

ぶどうは古代ヨーロッパの時代から栽培されてきた歴史を持ちますが、当時は生食用としてではなく葡萄酒(ワイン)の原料として活用されることが大半でした。今では世界的に食されており、日本国内でも様々な品種が生産されています。御中元などのギフトとしても人気の夏の果物です。

ぶどう

すだち

徳島県の特産品として知られる『すだち』。なんと、日本のスダチの約95%以上が徳島県内で生産されています。余談ですが、すだちはサンマに果汁をかけて消費することが多いため、サンマの水揚げ量が減るとすだちの売上も下がると言われているそうです。

すだち

シークワーサー

沖縄県の柑橘といえばシークヮーサー!シークヮーサーという名前は沖縄の方言で、標準和名は「ヒラミレモン」といいます。緑色のイメージが強いですが、緑のものはまだ未成熟というだけで、熟れるとミカンと同じような黄色に色付きます。黄色に完熟したものは生食でも食べることができます。

シークワーサー

9月が旬の果物

かぼす

かぼすはその独特の香りの良さと酸味から、焼き魚に絞ってかけたり、刺身の薬味など、料理の名脇役として大活躍。また、日本に出回るカボスの約98%が大分県で作られています。そんなカボス産地の大分県には、カボスを餌に混ぜて育てる「かぼすブリ」や「かぼすヒラメ」があり、さっぱりと香りのよい味になるんだとか。その他、カボスジュースなどの加工品に使われていたり、料理だけでなく焼酎にいれたりと様々な楽しみ方があります。

かぼす

シャインマスカット

日本で一般にマスカットと呼ばれるのは「マスカット・オブ・アレキサンドリア」という品種ですが、日本の気候や地質が、外国生まれのマスカットの栽培には向いていなかったため、盛んに生産されることはありませんでした。そこで、「日本独自のマスカットを作ろう!」と開発して生まれたのがシャインマスカット。開発に33年かけた力作で今や大ヒット!その美味しさから2006年に品種登録された新しい果物にも関わらず、全国で爆発的な人気を誇っています。

シャインマスカット

プルーン

日本では西洋すももと呼ばれているプルーンは、9月~10月が旬の時期です。プルーンというと、学校の給食などでよく目にする乾燥プルーンが有名ですが、長野県や北海道では生食用も栽培されています。果肉はとてもみずみずしく、甘酸っぱい味です。

プルーン

10月が旬の果物

梨の旬は品種ごとに違いがあり、7月~10月頃までそれぞれの品種がリレー形式で出回っています。まず、7月に旬を迎えるのは、梨の中で最も生産されている「幸水」。9月には、幸水に次いで多く生産されている「豊水」。そして、美しい見た目と上品な味わいが特徴の「二十一世紀梨」が旬を迎えます。次いで10月には、ソフトボールほどの大きさの「新高」や「南水」「秋月」「愛宕」などが旬を迎えます。それぞれ食感や甘みが異なるので食べ比べしてみるのも面白いかもしれません。

梨

極早生みかん

極早生みかんは果皮の色が緑~黄色がかった色で爽やかな酸味が特徴のみかんです。まだ日中の暑さの残る10月に旬を迎えるため水分補給に持ってこい。緑色の見た目から「熟れていないみかん=極早生みかん」と勘違いされがちですが、早期に収穫する専用の品種が極早生みかんとして育てられているのです!代表品種は豊福・肥のさやかなどがあります。

極早生みかん

11月が旬の果物

秋のフルーツとして有名な柿は、「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われるほど栄養満点!そのわけは、フルーツ界でトップクラスのビタミンCの含有量。なんと、100gあたり70㎎のビタミンCを含んでいます。ちなみに、柿の学名は「ディオスピロス・カキ」といい”神様の食べ物”という意味があります。品種によっては9月ごろから手に入りますが、もっとも生産量の多い「富有」という品種は11月が生産のピーク。このことから秋の果物というイメージが定着しています。

柿

西洋梨

甘くて香り高く、くびれた形が特徴の西洋梨。ラ・フランスなどがその代表品種ですが、ラ・フランス=西洋梨というわけではなく、西洋梨には他にも、バートレットやルレクチェなどの種類があります。まんまるで瑞々しい通常の和梨に比べて、甘みが強くしっとりとした味わいが特徴的です。

西洋梨

早生みかん

早生みかんは、11月上旬~12月に旬を迎えます。一般的に想像される「こたつで食べるみかん」は、この早生みかんのことを指すことが多いようです。中の白い皮が薄く、甘みと酸味のバランスが絶妙です。代表品種には宮川・奥津などがあります。

早生みかん

12月が旬の果物

干し柿

高級なものだと1粒3000円に達することもある今や高級和菓子の代表格「干し柿」。砂糖を使っていない天然の甘さが魅力のドライフルーツで、トロリとした食感とジューシーな甘さがクセになります。干すことによって柿の持つ本来の栄養素が凝縮されているため、罪悪感がなく食後のデザートにピッタリ。

干し柿

紅まどんな

愛媛県のオリジナル品種として生まれた紅マドンナは、旬の時期が11月~1月と短く、1月下旬頃にはどのお店でも取り扱いが終わってしまいます。柑橘なのにトロンととろけるゼリーのような食感とジューシーな果汁が食べた人を虜にさせます。またその美味しさだけでなく、外見からもボリュームのある高級感が感じられるため、柑橘好きの方にとっては一度は食べてみたいみかんです。ちなみに、紅マドンナという名前は、愛媛県が舞台である夏目漱石の「坊ちゃん」に出てくる「マドンナ」という女性にちなんでつけられたそう。

紅マドンナ

ユズ

その爽やかな香りが特徴の柚子は、果実を搾ったり皮をスライスしたりして、料理の香りづけやお菓子等に使われることが多く、柚子風呂のようにお風呂に入れて使う楽しみ方もあります。他の柑橘のように、生で果実を食べないので”もったいない”と思う方もいるかもしませんが、実は柚子の果肉は酸っぱすぎてそのまま食べる人はほとんどいません。そのため、柚子の果肉は柚子ジャムや柚子酒などに使うのが定番です!

柚子

だいだい

だいだいは、名前が「代々」に通じることから縁起のいい果物とされ、お正月の飾りや鏡餅に乗せることでよく知られています。柚子と同じく香りのよい柑橘で、果肉はそのまま食べるのには適していませんが、ほのかな苦みと爽やかな香りが特徴的で、果実を絞ると料理の風味がとてもよく仕上がります。

だいだい

中生みかん(なかてみかん)

「極早生みかん→早生みかん→中生みかん→晩生みかん」と進むにつれて酸味が少なくなり甘味が増していきます。中でも12月頃に旬が訪れる中生みかんは、甘味が酸味を追い抜きつつも程よい酸味を残しているマイルドな味が特徴です。

中生みかん

旬のフルーツで季節を楽しもう!

春・夏・秋・冬と四季がある日本。「冬にはこたつでみかん」「秋には栗ご飯」と、季節によって変わる食材を楽しむ文化があります。近年は栽培技術も格段に進歩したことで年間を通して食べられるフルーツが増えましたが、やっぱり「季節の食」を楽しみたいもの。

ぜひぜひ!この記事を読んで今の季節にピッタリなフルーツを楽しんでみてください♪

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