ホタテの産地はどこ?青森県や北海道など地域別に解説

貝のなかでも圧倒的な人気を誇るホタテ。島国日本では東日本を中心に各地でホタテが水揚げされます。産地によってそれぞれ特徴があり、大きさや肉厚なども異なります。
そこで今回は産地別にホタテの特徴について紹介します。

ホタテの産地

北海道

オホーツク産

周囲にオホーツク海・日本海・太平洋の3つの海に北海道が囲まれており、シベリアのアムール川から流れる流氷により魚のエサとなるプランクトンが豊富に湧くことから世界有数の漁場としても知られています。

北海道の北側に位置するオホーツク海で獲れるホタテは、垂下式は3月〜4月、地撒き式は8月〜9月頃に旬を迎え、旨味が凝縮された食感を堪能することができます。

オホーツク海では、一年貝とも言われる稚貝を決められたエリアに放流し、4年間流水や水温の低い荒波の中で育てる「地撒き式」の養殖が盛んに行われており、流水によって運ばれる大量のプランクトンをエサにしているため、ぷりっと肉厚なホタテが育ちます。

《北海道産 生ホタテ貝柱》
\今なら!!/
無料会員登録で特別価格
2,480円 送料無料

函館産

函館は津軽海峡、太平洋、噴火湾の3つの海水が東西から流れこみ、さらに潮の流れが早いことから粒が大きく身が締っているのが特徴です。

11月~3月頃に旬を迎え、他産地にはない食べ応えと粒の大きさを楽しむことができます。

野付産

3月~4月、8月~9月の2回に渡って旬を迎えます。

北海道東部に位置する野付半島で獲れるホタテは、他産地と比べサイズが大きく、潮の流れも早いことから立派なホタテが育つのです。

また、海水温が低くく豊富なプランクトンをたっぷりと食べて育っているため、身がギュッと凝縮され、旨みが濃厚なホタテを味わうことができます。

噴火湾産

有珠山や駒ヶ岳など多くの火山に囲まれていることから「噴火湾」と名付けられ、室蘭、長万部など8つの市町村に面し、各地でホタテの養殖が盛んに行われています。

オホーツク海で盛んに行われている「地撒き式」とは異なり、紐にホタテをつるして養殖する「耳吊り」という方法で養殖が行われています。
また、ホタテの養殖の発祥地とも言われています。

青森県

陸奥湾産

青森県陸奥湾のホタテは4月~6月頃に旬を迎えるホタテです。

むつ湾のホタテは他の産地と比べて遊離アミノ酸が豊富に含まれており、八甲田山系と白神山地の深いブナ林から栄養豊富な水が注がれているため、エサとなる植物プランクトンも豊富に含まれています。

この環境で育つホタテは、まろやかな甘みと肉厚な身が特徴で、高タンパク、低脂肪でグリコーゲンなどの栄養分を多く含んでいることでも知られています。

岩手県

三陸沖産

世界三大漁場の1つでもある三陸沖は、親潮と黒潮がぶつかるため、プランクトンが豊富に含まれていることで知られています。

また、入り江の深い三陸海岸は山が海の目前まで迫っているため、森のミネラルをたっぷり含んだ山水がそのまま海に注がれます。海に注がれた山水は海水と混じり合い豊かな海産物を育てます。そのため、三陸沖のホタテは他産地と比べて大きく、海と山の栄養をたっぷり吸い込んだ上質なホタテが採れるのです。

宮城県

宮城県産のホタテは「耳吊り式養殖」を中心に行われています。
他産地と比べて宮城県産のホタテは甘みが強いと言われており、波が他の海と比べて穏やかなことや、森林からたっぷりの水が流れこむため、プランクトンやミネラルが豊富に含まれているのです。

産地ごとの漁の違い

東北地方をメインにホタテの漁は行われていますが、地方によってその漁の仕方は異なります。

  • 地撒き(じまき)式
  • 垂下(すいか)式

主に地撒き式と垂下式の2つに分けられ、北海道の北側、オホーツク海や根室海峡では地撒き式が多く、噴火湾や日本海側では垂下式が盛んに行われています。

「垂下(すいか)式」

ホタテの耳の部分に専用のドリルで穴をあけ、針穴に糸を通すように吊して養殖する方法。

ホタテが紐につらされているためホタテが動かず、砂が入りにくく、身が柔らかくなりやすい特徴があります。3月〜4月頃に旬を迎え、砂をかまず身も柔らかく、ワタ付きのボイルものや刺身用の貝柱として流通することが多いです。

地撒き(じまき)式

生れて約1年間育てた稚貝を、海に放し、海底で2~4年間成長させて漁獲する方法です。

8月〜9月に旬を迎えるところが多く、貝柱が太く弾力があるため、刺身や貝柱の干物として流通することが多いです。

まとめ

北海道や青森、岩手、宮城など各地域によって海の環境が異なるため、そこで育つホタテも異なる特徴を持っています。海水温の低い場所を好むホタテは東北地方を中心に獲れるため、自分好みに合わせた産地のホタテを味わってみてはいかがでしょうか。

関連記事

ハウス栽培をはじめとした生産技術の進歩により、1年を通して果物が手に入るようになりました。果物の種類によっては、夏の食材が冬場になっても販売されていることも…。季節問わず食べることができるようになっても、旬の味覚は楽しみたいですよね[…]

旬のフルーツ