せとか

【せとかみかんの特徴】食べ方から旬、産地まで徹底解説!

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近年人気急上昇中の「せとか」をご存じですか?温州みかんにそっくりの見た目ですが、温州みかんとはまた違った美味しさや特徴があります。今回はせとかの特徴やおすすめの食べ方、旬、産地、選び方などを徹底解説します!

せとかとは

せとかはミカン科のタンゴール類に属しており、デコポンや清見と同じ属性にあたります。見た目は温州みかんにそっくりですが、皮が薄く果肉はトロトロで果汁がたっぷり!味が濃く酸味が少ないのが特徴でどの年代でも食べやすいです。その圧倒的な美味しさから「柑橘の大トロ」と呼ばれています。

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せとかの大きさ

せとかの大きさは温州みかんより少しだけ大きめのサイズ感で、1玉約200g~300gです。

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せとかの1玉あたりの値段

せとかの人気な味わいに加えて、他の柑橘に比べて生産量が少ないため流通が少なく希少であることから価格は高めです。通販でせとかを調べてみると、秀品クラス3kgで3500円~6000円のものが見受けられます。せとかは1玉200g~300gですので1玉当たりの平均価格は350円~600円ということになります。

せとかのかけあわせ

せとかは、清見とアンコールの掛け合わせにマーコットを掛けあわせたもので、これら3つとも味が濃いのが特徴です。せとかと同じ掛け合わせで作られたものに「麗紅」がありますが、せとかのほうが酸味がまろやかという特徴があります。

せとかの食べ方

せとかの剥き方

せとかは温州みかん同様に手で皮を剥くことができます。

しかし皮が薄めなので少し剥きにくいという場合も…。そんなときはスマイルカットがおすすめです

せとか

おすすめ食べ方

そのまま食べてももちろん美味しいですが、せとかは味がとっても濃いのでジャムやゼリー、ジュースにしても美味しく召し上がれます。

今すぐできる!おいしいせとかジュースの作り方

【材料】
  • せとか:4個
  • はちみつ:大さじ1
  • 氷:4個
【作り方】
  1. せとかの皮を剥きます
  2. ミキサーにせとかとはちみつを入れてなめらかになるまで混ぜます。
  3. 氷を入れたグラスに注いだら完成!

せとかの旬はいつ?

せとかの旬は1月~4月で、3月頃に出荷のピークを迎えます。月によって栽培方法が異なり、1~2月のせとかはハウス栽培、3月からは露地栽培のものが旬を迎えます。

収穫時期も露地栽培のものは3月から収穫されますが、ハウス栽培のものは1月下旬から2月上旬にかけて収穫されます。

せとか

せとかの主な産地

せとかの産地

愛媛県

せとかの生産量第1位は、愛媛県で流通しているせとかの約7割が愛媛県産が占めています。また、愛媛県はみかんの生産量が全国トップ3に入るほどのみかん王国です。せとかだけでなく、清見や不知火、ぽんかんなど柑橘類の生産量もトップクラスで、暖かく雨の少ない瀬戸内の気候がみかん柑橘の栽培に最適なのです。

和歌山県

せとかの生産量第2位は、和歌山県。和歌山県は温暖な気候と水はけのよい土地、昔ながらの知恵でフルーツの生産が盛んでフルーツ王国とも呼ばれているほど。桃やぶどう、梅、柿などが栽培されています。

佐賀県

生産量第3位は佐賀県で、佐賀県もみかんの産地として有名です。せとかの姉妹品種「麗紅」の生産は日本一で「はまさき」というブランド品種があります。

美味しいせとかの選び方

見た目で選ぶ

見た目は表面に艶がありなめらかなものがおすすめ。新鮮かどうかはヘタの様子で判断でき、まだヘタが青いくらいのものが新鮮です。

手に取ったときの重さで選ぶ

手に取ったときにずっしりと重みがあるものは果汁がたっぷり含まれていておいしいです。

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柑橘の大トロせとかを楽しもう!

せとかの旬は1月~4月にかけて!濃厚な味わいととろける果汁感を楽しむことができ、少し値段は張りますが、みかん好きの方ならぜひ一度は試してほしい柑橘です。高級で見た目も味も良いので、みかん好きの方へのギフトにもおすすめ!せとかはまだ温州みかんやほかの柑橘ほど生産量が少なく流通があまりないので、1月から要チェックです。

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